電話が鳴るたびに顧客台帳を開き、聞き取った番号を検索し、過去の利用状況を確認する。混雑時の風俗店では、この数十秒の積み重ねが保留時間や聞き直し、伝達漏れにつながります。
風俗店のCTI連携は、着信番号を受付システムへ渡し、顧客情報の検索につなげる仕組みです。本記事では、CYENで着信と顧客台帳を結ぶ流れ、導入条件、費用を確認するときの要点、個人情報を安全に扱うための注意点を整理します。
風俗店のCTI連携で受付が変わる仕組み
着信番号を顧客検索の入口にする
CTIは電話とコンピューターを連携させる考え方です。電話機やクラウド電話サービスが取得した発信者番号を、HTTPのリクエストとしてCYENへ送ります。CYENは受け取った番号から数字以外を除いて形式をそろえ、着信時刻とともにCTI着信ログへ記録します。
この着信番号を受注画面の顧客検索へ渡すことで、登録済みの番号なら顧客名、利用回数、過去に利用したキャスト、共有備考などを受付担当者が確認できます。CTI連携の役割は顧客情報そのものを電話設備へ保存することではなく、着信と店舗の顧客台帳を結ぶことです。
- 電話設備が発信者番号を取得する
- 連携先APIへ着信番号を送る
- CYENが番号を正規化して着信ログへ記録する
- 受付画面で同じ番号を顧客台帳と照合する
- 必要な履歴を確認して受注対応へ進む
電話番号による検索結果の見方は、電話番号から顧客履歴を呼び出す受付でも詳しく解説しています。受付全体を整理したい場合は、予約管理システム完全ガイドもあわせて確認してください。
着信と同時に顧客情報を出すための導入条件
電話設備からHTTP送信できること
最初に確認するのは、利用中の電話設備やCTIサービスが、着信時に外部URLへHTTP POSTを送れるかです。CYENの受信口は電話番号を受け取るREST APIです。電話機だけで外部連携できない場合は、クラウドPBX、CTIゲートウェイ、連携用の中継サービスが必要になります。
番号通知契約も欠かせません。非通知着信や番号を取得できない回線では顧客検索のキーがないため、自動照合はできません。また、国番号、ハイフン、先頭のゼロの扱いが電話サービスごとに異なる場合があります。導入前に、実際の着信データが顧客台帳と同じ番号へ正規化されるかを試験します。
複数店舗や複数回線を運用している場合は、どの番号への着信かを識別できる設計も必要です。受付端末が一台でも、着信先店舗を取り違えると顧客情報が正しくても案内内容を誤ります。回線識別子、店舗ID、受信時刻をどこまで連携データへ含められるかを事前に整理してください。
| 確認項目 | 必要な条件 | 確認先 |
|---|---|---|
| 発信者番号 | 番号通知を取得できる | 回線事業者 |
| 外部連携 | 着信時にHTTP POSTを送れる | PBX・CTI事業者 |
| 認証 | 連携用トークンを安全に設定できる | システム管理者 |
| 番号形式 | 顧客台帳と同じ形式へ変換できる | 導入担当者 |
| 受付端末 | 担当者がCYENへログインしている | 店舗運用責任者 |
顧客情報を受付でどう確認するか
着信番号と一致する会員が見つかったら、受付担当者は受注作成画面で顧客情報を確認します。名前だけで判断せず、利用回数、過去利用キャスト、店舗内で共有すべき備考を見て、聞き直す項目と確認が必要な項目を切り分けます。

一致しない場合は新規顧客として必要事項を聞き取ります。家族共用番号、店舗用の代表番号、番号変更などにより誤一致する可能性もあるため、表示された顧客情報を無条件に確定情報として扱わず、会話の中で本人確認を行う運用が安全です。
CTI導入費用を比較するときの見方
店舗CTIの導入費用は、回線、電話設備、クラウドPBX、中継サービス、システム設定、保守の組み合わせで変わります。「CTI対応」という表示だけで選ばず、外部APIへ着信イベントを送れるか、追加オプションが必要か、同時着信数に制限があるかを見積書で確認してください。
- 初期設定費と連携開発費
- 回線・番号通知・PBXの月額費
- 同時通話数や拠点追加による従量費
- 障害時の問い合わせ先と保守範囲
- 番号形式の変換や再送制御の有無
受付業務の削減効果を見るときは、検索時間だけでなく、保留、聞き直し、転記、担当者間の確認まで含めます。繁忙時間帯の受注フローは、デリヘルの電話受付でミスを防止する方法と一緒に見直すと、CTI連携を入れる位置が明確になります。
個人情報とセキュリティの注意点
電話番号は顧客を識別できる個人情報です。着信ログを必要以上に保存せず、閲覧できるスタッフを限定し、連携用トークンをURLや共有チャットへ貼らない運用が必要です。CTIの受信APIはインターネットから到達するため、推測しにくい認証情報、HTTPS、アクセス制限、監査ログを組み合わせます。
CYENのCTI着信ログは古い記録を定期的に削除する設計ですが、店舗のプライバシーポリシーと保存期間が一致しているかは導入時に確認してください。退職者のアカウント停止、画面の覗き見防止、スクリーンショットの持ち出し禁止も、システム設定と同じくらい重要です。
よくある質問
今の電話番号を変えずにCTI連携できますか?
利用中の回線やPBXが発信者番号を取得し、外部へ着信データを送れるかによります。番号を維持できる場合もありますが、転送構成やクラウドPBXへの移行が必要な場合もあるため、回線事業者とCTI事業者の両方へ確認してください。
非通知の電話でも顧客情報は出ますか?
発信者番号が取得できない着信は、電話番号による顧客照合ができません。通常の新規受付と同じ流れで必要事項を確認します。
着信しただけで受注が自動登録されますか?
いいえ。CTI連携は着信番号の記録と顧客検索を支援するもので、受注内容を自動確定する機能ではありません。日時、キャスト、コース、場所、料金を受付担当者が確認してから受注を登録します。
CTI連携だけ先に導入できますか?
技術的な接続可否は電話設備とAPI条件で決まります。ただし、顧客台帳の電話番号が重複・欠損していると検索精度が下がるため、導入前にデータ形式と受付ルールを整えることをおすすめします。
現在の電話環境でCTI連携できるか確認しませんか
利用中の回線・PBX・着信数を伺い、CYENへ接続するための条件と受付フローを整理します。顧客情報の扱いを含めてご相談ください。
