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風俗店の管理システム初期設定|導入初日にやる8つの設定

風俗店の管理システム初期設定|導入初日にやる8つの設定

「風俗店の管理システム初期設定|導入初日にやる8つの設定」と書かれたアイキャッチ画像。濃紺の執務室にノートパソコンが置かれている

システムを入れた当日、管理画面を開いたところで手が止まる店は多いはずです。メニューは並んでいるのに、どこから触れば受付が回り始めるのかがわからない。とりあえずキャストだけ登録してみたら、受注フォームのコース欄が空で、結局その日もホワイトボードと電卓に戻ってしまう。風俗店の管理システムでつまずくのは、機能の難しさではなく初期設定の順番であることがほとんどです。

この記事では、風俗店で管理システムを導入した初日に押さえておきたい8つの設定を、実際の設定画面の並びに沿って順番に整理します。あわせて、あとから店の実態に合わせて変えられる部分もまとめます。

初期設定を飛ばすと、受付の手入力が減らない

受注フォームは登録済みの選択肢しか出せない

受注フォームのコース欄、エリア欄、指名種別の欄は、どれも店舗設定に登録した内容をそのまま候補として出しています。裏返すと、コースを1件も登録していない状態では、受付スタッフはコース名も料金も自分で打ち込むしかありません。料金の自動計算も、交通費の自動入力も、元になる金額が登録されていなければ動きようがないわけです。

導入初日の作業は、機能を覚えることではなく、いつも口頭で共有している店のルールを画面上の数字に置き換えることだと考えると迷いません。導入の全体像や費用の考え方は管理システム導入ガイドで扱う費用と乗り換えの流れにまとめています。この記事はそのうち、初日に手を動かす部分だけを取り出したものです。

導入初日にやる8つの設定

設定は、金額に関わるものから先に入れます。順番を入れ替えると、あとの画面で選ぶ先が存在せず、二度手間になります。

順番画面決めること
1コース設定コース名・基本料金・バック金額・所要時間
2エリア設定送迎エリア名とエリアごとの交通費
3ホテル設定よく使うホテルと、紐付けるエリア
4指名料金設定指名なし・初回指名・本指名の料金とバック
5バック設定バックランクごとの計算方式
6店舗設定タブ曜日ごとの営業時間と店舗の基本情報
7キャスト設定在籍キャストと、対応コース・バックランク
8スタッフ権限設定スタッフのアカウントと権限の範囲

金額を決める1から5まで

コース設定では、コース名・基本料金・バック金額・所要時間を1行ずつ登録します。所要時間はタイムラインの帯の長さになるため、90分コースなら90分と入れておくと、予約ボード上の占有時間がそのまま正しくなります。

コース一覧の設定画面。60分・90分・120分の各コースが基本料金、バック、所要時間、表示順、有効の列とともに並び、行をドラッグして並び替え「表示順を保存」で確定できる
コース設定。ここに入れた金額と時間が、受注フォームと予約ボードの両方の土台になる

エリア設定はエリア名と交通費の組み合わせです。ホテル設定でホテルにエリアを紐付けておくと、受注時にホテルを選んだ時点で交通費が入ります。指名料金設定は指名なし・初回指名・本指名の3区分で、料金と指名バックの固定額を別々に持てます。バック設定はバックランクごとの計算方式を決める画面で、キャスト側にランクを割り当てることで、受注1件ごとのバックが自動で積み上がります。

店の形を決める6から8まで

6番目の店舗設定タブには、曜日ごとの営業時間があります。曜日単位で営業する・しないと開始終了時刻を持てるので、平日と週末で終了時刻が違う店でもそのまま入ります。ここで入れた時間は、キャストの出勤時間や予約時間が営業時間を超えていないかを見る基準になります。

店舗設定タブの営業時間設定。日曜日から土曜日までの7行に、営業するかどうかのチェックと開始時刻・終了時刻の入力欄が曜日ごとに並んでいる
営業時間は曜日ごとに持てる。深夜営業のように終了が翌日にまたぐ時刻も入れられる

同じタブには店舗名、電話番号、メールアドレス、LINEの案内先といった基本情報もまとまっています。これらは会員ページや予約フォーム、送信するメールの差出内容で共通して使われるため、初日に埋めておくと表記の揺れが起きません。クレジット手数料の率や、接客終了の何分前に通知を出すかもここで決めます。

7番目のキャスト設定では、在籍キャストを登録しながら対応コース・対応オプションとバックランクを指定します。対応コースを絞っておくと、受注フォームでそのキャストが受けられないコースは最初から出てきません。8番目のスタッフ権限設定では、受付・キャスト管理・売上閲覧・キャンセル処理などを個別に渡せます。誰が何を触れるかを最初に線引きしておく考え方は、スタッフ権限管理と業務標準化の設計で詳しく扱っています。

並び順も呼び方も、店に合わせて変えられる

初期設定でよくある心配は、いったん決めたら直せないのではないか、という点です。実際には、コース・オプション・エリア・ホテル・延長・独自プロフィール項目は、いずれも店側の画面から後追いで増やせます。数が増えて並びが崩れてきたら、一覧の行をドラッグして順番を入れ替え、「表示順を保存」で確定できます。受注フォームの選択肢もその順番で並ぶので、よく出るコースを上に寄せておくと受付の目線移動が減ります。

使わなくなったコースやエリアは、削除ではなく無効化を選べます。無効化すると新しい受注の選択肢から外れる一方で、過去の受注に残った記録はそのままです。季節限定コースを毎年出し入れする店でも、過去の売上を壊さずに整理できます。

呼び方も変えられます。店舗設定タブのキャスト呼称に「セラピスト」と入れれば、管理画面とお客様向けページの両方で表示が入れ替わります。メンズエステで「キャスト」という言葉を使わない店でも、スタッフが普段の言葉のまま画面を読めます。自社ルームを持たない店なら、ルーム機能そのものを使わない設定にして、受注フォームと予約ボードからルームの項目を消せます。

設定前と設定後で、受付の手元はどう変わるか

場面設定が空のとき8つを入れたあと
コース選択コース名と料金を毎回手入力登録済みコースを選ぶだけで料金が入る
交通費エリアごとの金額を記憶と紙で確認ホテルやエリアの選択に合わせて自動で入る
指名料初回か本指名かを口頭で申し送り指名種別に応じた料金とバックが付く
バック計算締め後に電卓で1件ずつ集計受注が完了するたびに積み上がる
権限全員が同じ画面を見られる役割ごとに触れる範囲を限定できる

8つを終えたら、テスト用の受注を1件作って、料金の合計が店の実際の会計と合うかを見てください。ここが合っていれば、日報も月次のバック集計も同じ数字を使うため、あとから大きくずれることはありません。延長設定や独自プロフィール追加、カード表示項目は、営業を始めてから必要になった時点で足せば十分です。風俗店の管理システムは、初日に全機能を使いこなす必要はありません。

よくある質問

初期設定は一日で終わりますか

金額に関わる5つは、料金表とバックの取り決めが手元にあれば短時間で入ります。時間がかかるのはキャスト登録で、人数と写真の枚数に比例します。初日はコースからスタッフ権限までを通し、キャストのプロフィール写真やオプションの細かい調整は翌日以降に回す進め方が現実的です。

あとから料金を変えたら過去の売上も変わりますか

変わりません。受注には受注時点のコース名と金額が記録として残るため、設定側の金額を改定しても、過去の受注と売上集計はそのままです。値上げや期間限定の料金変更があっても、締めた月の数字が動く心配はありません。

エリアやコースは何件まで登録できますか

件数の上限は設けていません。コース、オプション、エリア、ホテル、延長コースは、店側の画面からいくらでも追加できます。増えたぶんは並び替えと無効化で整理する運用になるため、まずは実際に出るものだけを入れて、必要になったら足す形で問題ありません。

キャストの呼び方を途中で変えても大丈夫ですか

問題ありません。呼称は表示に使う言葉を差し替えるだけで、登録済みのキャスト情報や受注の記録には影響しません。運用の途中で「セラピスト」に変えても、過去のデータはそのまま引き継がれます。

設定画面の並びを、実際の画面で見てみませんか

コース設定から営業時間、スタッフ権限まで、この記事で挙げた8つの画面はデモでそのまま触れます。自店の料金表を当てはめたときにどこまで自動化できるかは、実際の画面で試すのが一番早いはずです。

Hideo Shimakawa
Hideo Shimakawa 58 記事

ウインズ合同会社 代表社員。風俗業界歴10年。店舗スタッフとして業界に入り、店長を経てオーナーまで経験しました。デリバリーヘルス、風俗エステ、メンズエステの3業態を実際に開業し、風営法の届出書類も自分で作成してきました。受付の電話を取り、キャストのシフトを組み、ドライバーを回し、月末の締めをやってきた立場から、店舗運営システム「彩艶 CYEN」を開発しています。現場で困ったことしか作っていません。